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用語辞典

壊死(えし)
生体の組織や細胞が局部的に死ぬことをいいます。
下肢閉塞性動脈硬化症(かしへいそくせいどうみゃくこうかしょう)
歩行中に足に痛みを感じ歩けなくなるような症状を間欠性跛行(かんけつせいはこう)といいます。これは、大腿動脈などの足の血管に狭窄があり、足に十分な血液を送ることが出来なくなることから起こる、下肢閉塞性動脈硬化症の典型的な症状で、食生活の欧米化や運動不足など、生活環境の変化により増加しています。下肢閉塞性動脈硬化症がある場合、冠動脈、脳動脈にも動脈硬化が進んでいると考えられます。
冠動脈(かんどうみゃく)
心臓の筋肉に血液を供給する動脈です。左右2本の血管が心臓の周りを取り巻いています。
狭心症(きょうしんしょう)
冠動脈が動脈硬化などで心臓への血流が一時的に妨げられることによって起こる、一過性の痛みを主な症状とする病気です。
クモ膜下出血(くもまくかしゅっけつ)
脳の血管が破れてくも膜下に出血した状態。突然、激しい頭痛・嘔吐などを起こし、意識障害をきたすこともあります。
高血圧(こうけつあつ)
血圧が慢性的に上昇している病状。動脈硬化、心肥大、脳出血などにつながります。
高血糖(こうけっとう)
血糖の値が正常よりも増加している状態をいいます。ストレスなどが原因の一過性の場合と、糖尿病など持続的な場合があります。
高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)
血液中の尿酸が異常に増加する症状です。痛風の原因となります。
脂質異常症(ししついじょうしょう)
血液中の中性脂肪やコレステロールが異常に増加する症状。動脈硬化などにつながります。
粥腫(じゅくしゅ)
コレステロールなどがたまってできるこぶのようなものをいいます。
心筋梗塞(しんきんこうそく)
心臓の筋肉に酸素と栄養を運ぶ冠動脈が狭窄、閉塞し、酸欠状態となり、心臓の筋肉、組織が壊死し、心臓が機能しなくなる疾患です。
心不全(しんふぜん)
一般的には心臓の機能が低下した状態をいいます。
心肥大(しんひだい)
心臓の筋肉が病的に厚くなっている状態をいいます。心筋への負荷の増大した状態が続くと起こりやすいとされています。一定の限度を超えると心不全に陥ります。
善玉コレステロール(ぜんだまこれすてろーる)
HDL(高密度リポタンパク質)により運ばれるコレステロールをいいます。HDLには血管の壁にたまってしまったコレステロールを肝臓に運ぶという機能があります。
糖尿病(とうにょうびょう)
血糖値の高い状態が続く病気です。放置しておくと、神経障害や網膜症、腎臓の障害などにつながります。
内臓脂肪型肥満(ないぞうしぼうがたひまん)
内臓の周囲についた脂肪のことをいいます。内臓脂肪が増えすぎると、血糖値などが高くなり、さまざまな生活習慣病に発展しやすいとされています。
脳梗塞(のうこうそく)
脳の組織に酸素と栄養を運ぶ脳動脈が、狭窄、閉塞、塞栓したりして十分な酸素と栄養が届かなくなり脳の組織が壊死してしまい脳が機能しなくなる疾患です。
脈波(みゃくは)
心臓の動きに伴う末梢血管系内の血圧・体積の変化をいいます。指先などにおいて測定し、心臓疾患や末梢動脈疾患の診断に用いられています。
メタボリック・シンドローム
内臓脂肪型肥満で、高血圧・高血糖・脂質異常症のうち2つ以上が該当する場合をさします。
DHA
ドコサヘキサエン酸。血中コレステロール抑制作用のほか、脳のはたらきを高める効果があるとされ、青魚の油などに多く含まれている高度不飽和脂肪酸です。
EPA
エイコサペンタエン酸。循環器系疾患の予防と治療に有効とされ、青魚などの水産生物に多く含まれている高度不飽和脂肪酸です。